2019年4月27日土曜日

バズワードカフェvol.3 「未来」についての報告、そして「自立」へ

こんにちは。

YokaYokaの前田です。

4/22(月)に、R荘にてバズワードカフェvol.3「未来」ってなんだろうを開催しました。

当日、参加してくださった皆様ありがとうございます。

今回のゲストは、NPO法人静岡フューチャーセンター・サポートネットESUNEの天野浩史さん。(*以下ESUNEで表記)


ESUNEの活動を紹介する天野さん

市民活動に関わっていると、「未来のために」、「未来を創造する」 「子供たちの未来」の為にと言ったフレーズを見かけたり、聞くことがあります。

しかし、この「未来」という言葉が描いている先が、どこか自分と関係がない他人事のような気がしていました。

つまりは、未来という漠然とした言葉を主語にした時に、その未来に自分がいると感じられない事が多かったのです。

そこで、たまたま「未来」という言葉をキーワードに活動しているNPO法人静岡フューチャーセンター・サポートネットESUNEの活動を知った私は、イベントに行き、「天野さんに会いに来ました」と本人に直接伝え、その場でバズワードカフェへの参加を打診し、OKをもらい、3か月ぶりの開催をする事ができたのです。

そんな天野さんは、未来志向を持つ為には、タイムマシーンに乗って過去の自分に出会う必要があると述べています



そこで、今回のバズワードカフェのvol.3「未来」って何だろうでは、天野さんの考えを元に、ワークショップで過去へタイムスリップをしてみました!!


自分が思う未来をスタートにして、そこから過去へ遡っていく作業をしました。



参加者同士で、タイムスリップした時の様子を語ってもらっています。

ドラゴンクエストから、ニュースステーション、進路決定や家族の話など、気になるワードが飛び交っていました。

それぞれの過去と未来が交錯したところで、時間となり、バズワードカフェvol.3は、終了となりました。

参加してくださった皆様ありがとうございました。至らぬ点も多々ありましたが、よりよい形で運営できるように努めてまいります。

5月もバズワードカフェを実施いたします。




今回のバズワードは、「自立」

自立という言葉を広辞苑で調べると、「他の援助や支配を受けず、自分の力で身を立てること」と表記されています

簡単に言うと、広辞苑は自立は、個人の頑張り次第と捉えています

しかし、ゲストの杉山元太さんは、自立とは「自分を中心とした時に、周囲との繋がりを増やす事だと述べています。

つまりは、個人の努力ではなく、どのように繋がって地域で暮らしていくのかを述べています

何故、元太さんがこのような自立に対する考えを持つようになったのか?

それは、ご自身が脳性マヒを持ち、社会との間に「障がい」を感じてきた事が関係しているのかもしれません。

是非、元太さんの話を聞きながら、R荘のおいしいコーヒーを飲み、「自立」の話をしましましょう!!

申し込みは、下記から必要事項を書き込んで送信してください。

ご不明な点がございましたら、080-3288-5570 前田までご連絡ください。

2019年4月26日金曜日

5月の予定

こんにちは

YokaYokaの前田です。

5月の予定で、既に決まっているものをお知らせ致します。

1 スヌーズレンであそぼう


5月11日(土) 10:30~15:30  @静岡市番町市民活動センター 小会議室

障害がある方であれば、子供から大人まで利用できます。

保護者・ヘルパー等の付き添いは無料なので、是非この機会にスヌーズレンを体験してみませんか?

2 みんなのゲームクラブ


5月3日(金・祝) 13:30~16:00  @静岡市番町市民活動センター 

5月19日(日)  13:30~16:00  @静岡市清水市民活動センター

3 みんなのゲームクラブ 大人の部

平日の夜開催予定

日程と場所は、まだ未定。

5月16日(木) 18:30~21:00   @静岡健康文化交流館 来・て・こ  工作室

5月30日(木) 18:30~21:00  @静岡健康文化交流館 来・て・こ 101活動室

参加費:一般 ¥500   学生 ¥300

静岡健康文化交流館 来・て・こへのアクセスは、こちら

4 バズワードカフェvol.4  





バズワードカフェvol.4  「自立」ってなんだろう? 

5/25(土) 14:00(13:30受付開始)~16:00 @静岡市番町市民活動センター 大会議室
*今回の会場は、R荘さんではありませんのでお気を付けください。

ゲスト:杉山元太さん

参加費:¥1000(R荘のフェアトレードのコーヒー1杯を含む)


イベントの日程や詳細が決まりましたら、順次ブログを更新していきます。


2019年4月19日金曜日

直線的時間と円環的時間

こんにちは。

YokaYokaの前田です。

最近、居場所とボードゲームに関する記事を見つけたので、このブログで紹介したいと思います。

臨床心理士が精神科デイケアで学んだ「麦茶を入れること」の思わぬ効用とは

こちらの記事は、臨床心理士である東畑開人(とうはたかいと)さんと歴者学者の與那覇潤(よはなじゅん)さんの対談を記事にしたものです。

東畑さんと言えば、最近「居るのはつらいよ~ケアとセラピーの覚書」という本を昨年に出版し、様々な所でインタビューを受けています。

僕がいつも聞いているラジオであるsession-22にもゲストで登場し、素敵な話を聞かせてくれました。その時の様子は、TBSラジオのこちらのページから聴くことができますので、興味がある人は是非聴いてみてください。

一方の與那覇さんは、この対談ではじめて知りました。
うつを体験した歴史学者が語る「平成」という記事を読むと、有名な歴史学者の方で、2015年から大学を休学するなど、ここ数年鬱状態に苦しんでいる事がわかります。


そんな2人が、「居る」事について対談したのが、この記事になります。

東畑さんと與那覇は、この対談の中で、時間を「直線的な時間」と「円環的な時間」という2種類の時間について話しています。
ひとつは円環的な時間で、春夏秋冬のように毎年同じことが繰り返され続けるイメージ。もうひとつが直線状の時間で、「成長、進歩していく」というイメージです。
東畑さんは、円環的な時間の例として、日常をあげています。日常がグルグル回るからこそ、安心して生活ができると述べています。
僕らの毎日は、グルグル回ることによってできている。今週の火曜日と先月の火曜日が同じであるからこそ、僕らは安心して日常を生きられる。でも、大学生、社会人となっていく過程で、僕らは円環の時間になじまないものの考え方を叩きこまれていくわけです。
 直線的な時間を求めるあまり、円環した時間は見過ごされてしまいがち。その止まってしまった円環的な時間を動かすには、他者の存在が重要だと述べています。
そのとき重要なことは、日常は他者がいることによって可能になるということです。映画でもそうですよね。非日常の冒険空間はたった1人の旅が可能ですが、日常のシーンには必ず誰かがいます。日常は1人では回せない。逆に言えば、誰も他者がいなくなると、そこは非日常になってしまいます。
日常を楽しむために他者という歯車が必要。その日常を楽しむ手段として、ボードゲームで遊ぶ事が紹介がされています。與那覇さんは、鬱から回復する過程でボードゲームが良かったと、この記事の中でおっしゃています。
ボードゲームが回復の上でよかったのは、「自分と他人」の境界が溶けていくところだと思うんです。僕が買ってきたゲームなら、当然僕が1番ルールに詳しい。でも、だからって僕が毎回勝ちまくったら、僕自身が全然面白くないでしょう。「ルールを知らない人」「ゲームは苦手な人」も一緒に混じって、あ、でもみんな(=他人)が楽しんでくれたんだな、となってこそ、自分の楽しさも最大になる。

任意活動団体YokaYokaが開催している「みんなのゲームクラブ」も、誰かの地域の居場所となれるようにと開催しています。

最近は、「直線的な時間」ばかりが注目され始め、あらゆるところで成長する事が促されてしまいます。この記事にある「円環的な時間」の重要性が見落とされ、どんどん影を潜めてしまっています。

しかし、この記事にあるように直線的な時間ばかりが求められると、円環的な時間は止まり、自分と他者が引き離されて、精神的にも状況的にも自分という存在のみになり、孤立してしまいます。

孤立の先は、苦しみしかないように感じます。

円環的な時間をもう一度動かすためにも、みんなのゲームクラブに来て、一緒にボードゲームやカードゲームで遊びましょう!!



次回は、4/21(日)に清水市民活動センターで開催します。詳細は、上記のチラシをご確認ください。事前の予約等は不要ですので、直接会場にお越しください。
駐車場がございますが、数に限りがございます。もし、駐車場が満車の場合はお近くの有料駐車場をご利用ください。
*清水市民活動センターの駐車場は、こちらを確認のご利用ください(100円ショップレモンの前の駐車場は、市民活動センターの駐車場ではございませんのでお間違えのないようにお願いします。)


そして、みんなのゲームクラブ大人の部も、来週の4/25(木)に開催します。こちらは、静岡健康文化交流館来・て・こで開催します。18歳以上(高校生は不可)の方でしたら、誰でも参加できます。前回から学生料金も設けました。社会人・学生(高校生は不可)等の垣根をこえて、平日の夜にみんなで楽しく遊びましょう!!

もし、不明な点がございましたら、080-3288-5570 前田まで連絡をください。

2019年4月16日火曜日

未来と時間

こんにちは。

YokaYokaの前田です。

さて、3か月ぶりのバズワードカフェの開催まで一週間をきりました。



今回のバズワードは、「未来」です。

以前、「未来」という言葉を広辞苑で引くと下記の文章が乗っていることを紹介しました。

「過去・現在とともに時の流れを三区分した一つで、まだ来てない部分 将来より広く、一般的な称。」

未来を語るうえで、「現在」と「過去」は「未来」に関連がある言葉だと言うことがわかります。

過去と現在と未来を分けるものは、「時間」の経過です。

過去は、昔に経験した過ぎ去った時間

現在は、正に今の瞬間

未来は、まだ来ていない不確実な時間

未来に向かうほど、現在を消費する量が増え、過去が増えていきます。

つまりは、時の流れが進むにつれて過去は増えていきます。

10代の人、20代の人、30代の人、40代の人、50代の人

年齢によって、過去の長さは異なり、未来への想いも変わってくるのではないでしょうか?



ゾウの時間ネズミの時間という本をご存知でしょうか?

こちらの本は、動物によって「時間」の感じ方が異なることについて書かれた本です。

ゾウ3秒、ハツカネズミは0.1秒

この時間の差は何を表すのか??

答えが知りたい方は、下記のリンクで確認をしてみてください。

ゾウの時間・ネズミの時間

動物ごとに時間の感じ方が異なるのであれば、人によっても時間の経過は変わってくるのではないでしょうか?

これは、生物学的な意味ではなく、現在のの状況や過去の環境によって異なるのではないかという事です。

住んでる環境、通っていた学校、友達、家族構成・・・etc

異なる点をあげたらきりがありません・

バズワードカフェvol.3「未来」って何だろう??では、参加した方の見ている「未来」が異なるという前提で、参加した人それぞれの私の「未来」について話してもらえたらと思います。

そのために、それぞれの過去・現在・未来の3区分のつながりを感じられるようなワークショップを行います。

R荘の自家焙煎のおいしいコーヒーを用意して待っていますので、是非とも「未来」について語りましょう!!

下記のfacebookのバズワードカフェのページの参加ボタンをクリックすれば、申し込みができます。




facebookをやってない方は、080-3288-5570  前田まで連絡をください。

2019年4月8日月曜日

Back to the Future

こんにちは。

YokaYokaの前田です。

新しい年度になり、約1週間が経過しました。

YokaYokaも、4月から気持ちを新たに頑張っていきたいと思います。

さて、「未来」と聞いて、思い浮かぶものは何でしょうか??

私は、タイトルにもある映画の「Back to the future」が思い浮かびます。

私と同年代(1985年生まれ)の方は、テレビで何度も放送されていたので、知っている方も多いはず。



こちらの映画は、タイムスリップをテーマにした映画です。

主人公のマーティーは、思わぬ事態にまきこまれ、友人の科学者であるドクが発明したタイムマシンであるデロリアンにのり、30年前である1955年にタイムスリップしてしまいます。



マーティーは、タイムスリップは成功したおかげで、1955年に到着してしまいます。

しかし、タイムマシンの燃料はなくなり、現在に戻れなくなってしまいます。

現在に戻る方法を探すためにマーティーは、1955年の過去のドクに会いに行きます。

そして、マーティーが現在に戻るために奮闘する過程で、過去の自分のお父さんやお母さんと出会う事により少しずつ未来が変わっていってしまいます。

果たして無事現在に戻る事ができるのか・・・

この映画は、3部作になっています。

今回紹介したのがPart.1

Part.2は、2015年の未来を舞台になります。

そして、Part.3は1885年の過去を舞台に。

この映画では、主人公であるマーティを中心に、過去に行ったり、未来に行ったりを何度も繰り返します。

そして、4/22(月)に開催するバズワードカフェvol.3「未来」ってなんだろうのゲストであるNPO法人静岡フューチャーセンター・サポートネットESUNEの天野さんと打ち合わせをした際に、「フューチャーセンターの未来志向って映画のBack to the futureみたいですね」というお話になりました。

過去と未来を行ったり来たり

過去と未来をつなぐタイムマシン

4/22(月)のイベント時は、過去と未来を行ったり来たりを体験する事は現在の科学では不可能だと思うので、それに類似した形式を体験できるワークショップを考え中です。

ちなみに、当日は映画のBack to the futureは一切見ませんのでwww

会場でもあるR荘さんの自家焙煎したコーヒーを飲みながら、ゲストの静岡フューチャーセンター・サポートネットESUNEの天野さんの話を聞き、参加した人同士で「未来」についてゆるく語り合いましょう!!

もし、興味がある方がいらっしゃれば、下記のページから申し込みができます。
まだ、席に多少余裕がございますので、興味がある方は参加してみてはいかがでしょうか??

また、明日の4/11(木)は、静岡健康交流館で「みんなのゲームクラブ 大人の部」を開催します。

こちらは、事前の予約は不要ですので、当日直接お越しください。

それでは、当日みなさんとお会いできるを楽しみにしております。