2018年11月20日火曜日

居場所に求められる「ナナメの関係」とは 中編~ナナメの関係は、自己肯定感に繋がっている?~

こんんちは。

YokaYokaの前田です。

前回のブログの記事では、認定NPO法人カタリバや文部科学省の考える「ナナメの関係」について見てきました。

そこで、共通して見られたのは、「家」や「学校」、又は「会社」以外の第3の居場所で、ナナメの関係を築く事が重要だという事。

文部科学省は、親でも教師でもない第3者の大人と子供の関係を「ナナメの関係」としていました。

一方、認定NPO法人カタリバは、親や両親等の「タテの関係」、友達との関係を「ヨコの関係」とし、一歩先ゆく先輩を「ナナメの関係」としていました。

東京都で初の民間人校長として活躍した藤原和博氏は、「ナナメの関係」について、下記のように述べています。

中高生でも、地域のコミュニティの人々と豊かな関係を形成できれば、人間関係の揺れに強い子になれます。お父さんにこっぴどく叱られても、先生に「何やってるんだ!」と怒られても、「ナナメの関係」の大人たちが慰めてくれたり、ときにはかくまって居場所を提供してくれるようなこともあるでしょう。

さらには、君が家庭や学校の規則を超えてやりたいことがあるときには、その志に打たれて「ナナメの関係」の大人たちがサポートしてくれるようなことも。だから、「ナナメの関係」が豊かなほうが、君の自己肯定感も満たされやすいのです。
参考HPこちら
藤原氏は、ナナメの関係が豊かな方が、自己肯定感が満たされやすい事を述べています。
以前勤めていた放課後等デイサービスでは、利用する人にとって家や学校以外の居場所となってくれたらいいなと意識をしていました。
それこそ、支援員と利用者という「支援する・される」というタテの関係ではなく、「ナナメの関係」を築きたいと思っていました。
しかし、放課後等デイサービスは、福祉の制度であり、学校を卒業してしまえば、もう利用できません。
せっかくできた「第3の居場所」は、年齢を重ねていくとなくなってしまうのです。
理由は、制度を利用できる対象ではないから・・・
この記事で、任意活動団体YokaYokaが考える「ナナメの関係」まで説明したかったのですが、長くなってしまったので、次回の記事で説明をしたいと思います。
任意活動団体YokaYokaが主催する“みんなのゲームクラブ”は、
12月9日 (日) 13:30~16:00  静岡市番町市民活動センター 2階中会議室で行っています。
対象は、大人から子供まで、障害がある人、海外にルーツを持つ人等、多くの人が参加をしてくれています。
もし、よろしければ遊びに来てください。








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