2019年5月10日金曜日

「自立」できる・できないの主語は「私」と「社会」

こんにちは。

YokaYokaの前田です。

5/25(土)に開催するバズワードカフェvol.4 「自立」って何だろう??のお知らせをします。



バズワードカフェとは、バズワードとゲストのお話、ワークショップとおいしいコーヒーの4つがセットになったイベントです。 バズワードに関連するゲストのお話を聞きながら、おいしいコーヒーを味わい、皆でゆるく語り合うイベントです。 1 バズワードとは?

バズワードとは、一見説得力があるように見えて、実は定義や意味があいまいな言葉を指します。 今回、選んだバズワードは、「自立」という言葉。 自立という言葉を広辞苑で引くと、下記の説明が書かれています。
「他の援助や支配を受けず、自分の力で身を立てること」

広辞苑によると自立とは、個人が頑張る事だと言うことが書かれています。

 私たちの生活の中で、様々な場面で自立という言葉が使われています。

 例えば、私が以前働いていた放課後等デイサービスのガイドラインの中に、下記の文章が書かれています。 

子どもの発達に応じて必要となる基本的日常生活動作や自立生活を支援するための活動を行う。子どもが意欲的に関われるような遊びを通して、成功体験の積み増しを促し、自己肯定感を育めるようにする。将来の自立や地域生活を見据えた活動を行う場合には、子どもが通う学校で行われている教育活動を踏まえ、方針や役割分担等を共有できるように学校との連携を図りながら支援を行う。
また、文部科学省のHPから見る事ができる特別支援学校指導要領解説 自立活動編 には、下記の理由から「自立活動」という領域を設定している事が書かれている。
障害のある幼児児童生徒の場合は,その障害によって,日常生活 や学習場面において様々なつまずきや困難が生じることから,小・中学校等 の幼児児童生徒と同じように心身の発達の段階等を考慮して教育するだけで は十分とは言えない。そこで,個々の障害による学習上又は生活上の困難を 改善・克服するための指導が必要となる。このため,特別支援学校において は,小・中学校等と同様の各教科等のほかに,特に「自立活動」の領域を設定し,その指導を行うことによって,幼児児童生徒の人間として調和のとれた育成を目指しているのである。

この事から、私たちは誰しもが「自立」に向かって動いている社会に住んでおり、「自立」は個人や家族が背負うものだという認識でいるのではないでしょうか?

この事から、自立できないのは、自分が悪いのだという意識の中で過ごしている方が少なからずいるのではないかと感じています。

2 ゲスト


今回のバズワードカフェでは、「自立」に関連したゲストとして、ゆうゆう舎の杉山元太さんをお招きします。
杉山元太さんは、ご自身に脳性マヒがありながら、2012年から静岡市清水区で一人暮らしをしています。
「たくさんの支援を活用して自分らしい暮らし方を作る」ことをライフスタイルとし、講演活動なども行っております。 元太さんの奮闘している様子は、杉山元太ニュー静岡の窓から知る事ができます。
その元太さんは、自立について下記のように説明していました。
「自分を中心とした時に、周囲とのつながりを増やすこと」
 私達が今まで知っていた自立とは異なる見解を述べています。

今回のバズワードカフェでは、何故元太さんが自立に対して「つながり」を重視するようになったのかを、元太さんの話を聞きながら考えてみたいと思います。

「個人に責任が帰属する自立」とは異なる「つながりを重視する自立」という考え方を知る事により、肩の力を少しでも抜くことができる人がいるのではなかいと思い、今回のバズワードカフェはいつもより大きい会場を用意しました。

3 コーヒー





バズワードカフェは、いつもR荘で開催しています。

R荘の稗田さんが丁寧に淹れてくれるコーヒーが好評で、バズワードカフェの名物にもなっています。

しかし、今回の会場はR荘ではありません。

そこで、静岡市番町市民活動センターとR荘に交渉し、会場内でコーヒーを入れて貰えることになりました。

R荘のコーヒーは、マスターである稗田さんが時間をかけて手焙煎したコーヒー豆を使用しており、すっきりとした味わいで飲みやすい味です。

コーヒーが苦手だったという稗田さんが淹れるコーヒーを、是非バズワードカフェで味わってみませんか??

4  ワークショップ

現在、自立に関するワークショップを考え中です。
バズワードカフェでは、参加した人同士でも話をして頂ける環境づくりを意識しています。
今回は、「私の自立」のお話をして頂けるようなワークショップにしたいと思っています。

申し込みは、下記に必要事項を記入し、送信ボタンを押してくだされば完了いたします。

もし、不明な点がございましたら、080-3288-5570 前田までお願い致します。
(仕事の関係上、昼間から夕方にかけて電話に出ることが難しいので、もし電話に出なかったら留守番電話にてメッセージを残してください。)

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