2020年4月11日土曜日

余暇活動の場で聞く彼らの息苦しさ その中で感じた余暇の重要性~加藤浩平さん(コミュゲ研)インタビュー(2/3)

現在、YokaYokaでは、余暇支援に携わっている方を中心(主に余暇、遊び、居場所)に、「明日何しようかな~余暇支援に携わる方へのインタビュー~」と称してお話を聞かせて頂いております。

前回は、コミュゲ研の加藤さんが余暇支援に関わり始めたきっかけを中心にお話を聞かせて頂きました。2回目となる今回は、ASD児をとりまく環境やコミュニケーションを中心に関するお話を聞かせて頂きました。

前回のインタビューの内容は、下記からご覧いただけます。

「まあ、1回ぐらいなら」と参加したTRPG 続けているうちに参加者に!!~加藤浩平さん(コミュゲ研)インタビュー(1/3)~

そもそもコミュニケーションそのものを楽しむということ、「人と話すって楽しいな」と子どもたちに思ってもらえるようなものを、どう子どもたちに伝えるか・体験してもらうか、ということが重要


― 加藤さんは、発達障害のある子のコミュニケーションを促進するTRPGの中の要素の1つとして「柔らかい枠組み」を挙げていますね。それが、いわゆる環境調整という面に近いと思いますが、どうしても、自閉症や発達障害のある子への支援はSST等の訓練的なプログラムをこなしていくというのが多いですね。



加藤:発達支援・特別支援の観点から見て、TRPG には参加者相互の会話を促進する要因がある、と思っていて、そのことは論文や書籍などでも紹介しています。ルールなどの「柔らかい枠組み」はその1つです。ほかに「キャラクターを介しての間接的なコミュニケーション」「役割(ロール)の明確さ」などがあると考えています。話を戻すと、特別支援教育の分野では、長年にわたりコミュニケーショントレーニングやSSTなどの訓練型の支援がメインになっているとは思います。何かしら「これが正解、望ましいやり方」というものを教えこむというか。正しい挨拶の仕方とか。それ自体を全て否定はしませんが、同時に、そもそもコミュニケーションそのものを楽しむということ、「人と話すって楽しいな」と子どもたちに思ってもらえるようなものを、どう子どもたちに伝えるか・体験してもらうか、ということが重要だと個人的には思っています。これは私の師匠でもある東京学芸大学の藤野博先生から聞いたエピソードですが、ASDの子にSSTを療育機関で実施したとき、その子が療育の場でも家でも教えられた通り挨拶ができるようになって、療育スタッフもお母さんもその子を褒めながら、「学校でもやってみようね」と言ったら、その子が、「え、学校でもやらなきゃいけないの?」と言ったという……専門的な言い方では「学んだ行動の般化ができない」とか言うかもしれませんが、僕としては、要するに(学んだことを)使いたいと本人が思えるかどうかが大事だと思っています。

― だから、発達障害のある子たちの余暇活動の中でのコミュニケーションの体験が大切だということでしょうか。



加藤:少し話が飛びますが、僕が、TRPGや「趣味トーク」という余暇活動に取り組んでいる中で大事にしていることは、子ども自身が、本人のしゃべりたいことをしゃべる体験を保障することです。それらの場でのやり取りは、もしかしたら、周囲の大人が望んでいたり期待したりしている表現方法や内容ではないかもしれないですが。ただ、僕は、子ども本人が「話したい」という想いをベースに会話する体験を積み上げていくほうが結果として、彼ら・彼女ら自身が使える表現を自分で選べるし身に付くと思っています。本人がモチベーションを維持できないコミュニケーションは、無理に使っても不自然になるし、付け焼刃的になるように思います(一方で、「本人らしくない・ある意味で不自然なコミュニケーション」が必要な場も社会の中にはあるとは思いますが)。

― よく「学校ではできてます」と言われることを、家に全く持って帰ってこないというのは、本人が使いたいと思ってないのだろうなと。

加藤:子ども自身のモチベーションもあると思います。TRPGに参加した子の親御さんの話を聞くと、TRPGでどんなことがあったかを報告する子が結構います。親に伝えたいと思う活動だから家に帰ってから話すんでしょうね。もちろん、話さずにTRPGで楽しんだ物語を自分の中でだけ味わっている子もいます。

― 本人の「伝えたい・楽しい」といった気持ちを大事にしていく中で、楽しみながらコミュニケーションをするという点では、TRPGはとても良かったわけですね。「趣味トーク」もそうですよね?

加藤:本人が(上手に話すよりも)楽しく話すことを大事にした活動、という意味では、TRPGも「趣味トーク」も、障害の有無に関係なく非常に良い活動なんだろうなと思ってやっていますね。

その子が変わり、本人が安心して、自分らしく何かを表現できれば、それがその子の生きる糧、エネルギーになる



― コミュニケーション支援の方から入って、様々な気づきがあったというのはお聞きしてわかったのですが、加藤さんはコミュニケーション支援の専門家であると同時に余暇支援の研究者でもありますよね? 余暇支援というのは、どういった経緯で取り組もうとか、研究しようと感じたのですか?

加藤:僕は専門書の編集者を生業としていますので、学校教育の現場には関われず、子どもと関われるのは土曜・日曜になります。それで、必然的に余暇活動支援になった、というのはあります。ただ、だから余暇活動支援の研究をしたというのではなく、余暇活動という場で発達障害のある子どもや若者たちと関わる中で、ふと彼らが呟く学校や家庭で感じている息苦しさを聴くんですね。「ここ(余暇活動の場)だと、クラスメイトや家族の目を気にせずに好きなことがしゃべれる」と言った子もいます。そんな中で、学校でもない家庭でもない、余暇活動という場の重要性を感じました。

- YokaYokaの講演会でも仰っていた「第3の場」ですね。

加藤:あと、従来の問題を抱えている子の認知を変えるとか問題行動を減らす・なくすという介入方法とは別の方法で、発達障害のある子が社会にアクセスする方法を模索したい、というところもあります。個人が変わる支援というのは、成人の方であれば「就労のために必要」ということでご本人にモチベーションがあるし、就学前の子であれば、お母さんに連れてこられたから参加するということがあるかもしれませんが、思春期や10代の子どもたちがモチベーションを維持するのは中々大変だと思います。


 例えば、ASDの診断があるA君がいわゆる普通の子と言われるB君とコミュニケーション面でのトラブルがあった時に、先生がA君だけを取り出して、「君はみんなと仲良くする為にコミュニケーションの練習しようね」と言ってもA君は納得するだろうか、と思います。僕がA君だったら、「なんで僕だけがそんな支援を受けないといけないのか?」と感じると思います。あくまでも細かい背景を無視しての例えですが。以前YokaYokaで講演会をさせていただいた時にも引用しましたが、東京大学先端研の研究員でASD当事者の綾屋紗月さんが「コミュニケーションは両者の間に起きるものなのに、なぜそれをコミュニケーション障害という診断名をつけて、片方のせいにできるのか。一体、誰がこの状況に困って診断名を付けているのか」と仰っていますが、私も同じことを感じています。


綾屋紗月さん関連のおすすめのリンク
【音声配信】発達障害啓発週間、イチから知ろう発達障害▼綾屋紗月×熊谷晋一郎×荻上チキ▼2019年4月8日(月)放送分(TBSラジオ「荻上チキ・Session-22」平日22時~)


― それは、僕も、現場にいて感じますね。評価する側が使う言葉としては、便利な言葉だなと。その代わり、コミュニケーションという双方で作っていくものが、結局自分に責任がないという……相手を責めるための便利な言葉になっているというのがあって。阿部利彦先生の本の中で、こっちが変わっていけば、向こうも歯車が連動するように変わっていくというのが、現場では中々伝わらないというのはあります。

加藤:実際には、他人を変えるより、自分が変わるほうが労力は少ないんですよね。もちろん、自分を変えることだって楽ではないし、大変ですが……話を戻しますと、そもそも、「子どもの問題行動を直す」という考え自体が、僕の中にあまりなく、むしろ、環境が変わることで(この場合の環境は周囲の大人たちという人的環境も含みます)、その子が変わり、本人が安心して、自分らしく何かを表現できれば、それがその子の生きる糧、エネルギーになるのではないかと思いながらやっていて、それが結果として余暇活動支援という形になっている、というところもあります。

― 取材がきっかけでボランティアスタッフになり、その中での活動を通じて疑問に思ったことを研究したり実践したりしていったら、余暇活動支援という言葉が適切だった、という感じでしょうか?

加藤:そんな感じですかね……自分がやっていることをどの言葉で表わすか模索していたら、そこ(余暇活動支援)に着地したというか。

次回の更新をお待ちください。(2020 5/16更新)

加藤浩平(かとう・こうへい)さんプロフィール



東京学芸大学教育学部研究員・非常勤講師、教育学博士。編集者として専門書(心理・教育)の企画・編集に携わりつつ、発達障害のある子どもや青年たちの余暇活動支援・コミュニケーション支援の研究に取り組んでいる。著書(いずれも共著)に、『自閉スペクトラムの発達科学:発達科学ハンドブック10』(新曜社)、『発達障害のある子の社会性とコミュニケーションの支援』(金子書房)など



加藤さんが代表を務める団体のHP:サンデープロジェクト




2020年4月4日土曜日

「まあ、1回ぐらいなら」と参加したTRPG 続けているうちに参加者に!!~加藤浩平さん(コミュゲ研)インタビュー(1/3)~

現在、YokaYokaでは、余暇支援に携わっている方を中心(主に余暇、居場所、遊びに携わる方)に、「明日何しようかな~余暇支援に携わる方へのインタビュー」と称して、お話を聞かせて頂いています。

余暇支援に携わっている方のきっかけやエピソードを知る事により、障害福祉や教育に関わる1つの方法として、"余暇支援"を選択肢として思い浮かべて頂けたらと思います。

1回目のインタビューは、コミュゲ研の加藤浩平さんにお話を聞かせて頂きました。コミュゲ研の加藤さんは、2019年の10月5日、2020年の2月2日と計2回YokaYoka主催の講座「TRPGで楽しくコミュニケーション」で講師を務めてくださいました。講座では、コミュゲ研で行っている、TRPGを通した発達障害の子どもや青年のコミュニケーションを支援についてのお話と実際にTRPGの体験を行いました。

TRPGとは
"TRPG(テーブルトーク・ロールプレイングゲーム)とは、複数名で集まってテーブルを囲み、参加者同士の会話のやり取り(コミュニケーション)で架空の物語を進めていく「会話型ゲーム」の総称です。『ドラゴンクエスト』などのコンピュータのRPGのシステムや世界観はTRPGが元になっています。ただ、TRPGは基本的にコンピュータを使用しません。代わりに、紙と鉛筆、ダイス(サイコロ)、そしてルールブックを使用します。


 加藤さんのインタビューを3回に分けて、YokaYokaのブログにて掲載していきます。非常に興味深いお話が聞けたので、是非最後まで目を通して頂ければ幸いです。

「売れてよかった」という思いと別に、「なんで、こんなに売れたのか?」ちょっと納得いかないところがあって・・・


― 最初に、加藤さんが余暇支援をはじめたきっかけを教えて頂けますか?

加藤:そもそも発達障害の世界に関わり始めたのは、編集者としての取材でした。当時は発達障害者支援法(2005年施行)が成立する前で、自閉症のある子どもたちの親の会や通級指導教室や特別支援学級、特別支援学校、精神科クリニック、療育施設、作業所などの福祉施設を取材しているうちに、親の会や支援団体が土日に行っている余暇活動をボランティアで手伝うようになっていました。

― Twitterに掲載されていたサンタ役も、そのボランティアの1つですか?



加藤:クリスマスの時期はいくつかの取材先でサンタを頼まれ、節分の時は鬼の役もやりました。お菓子作りのワークショップでドラえもんもやったし、夏のキャンプファイヤーでご当地ヒーローに倒される怪人の役もやりました(笑)。もともと子どもたちに楽しんでもらうことが好きな性分なんでしょうね。

― 元々、お勤めの出版社は、特別支援などの専門ジャンルの本を編集する出版社ですか?

加藤:心理・教育領域を専門とする出版社です。ただ、当時は特別支援教育や発達障害の書籍の企画はあまりなかったです。また特別支援教育や発達障害に関わる専門家も限られていて、中には「障害児教育は福祉分野だから関係ない」「発達障害は本人が努力したくないだけ」「親の言い訳」という専門家もいました(今もいますが)。

― それが、発達障害者支援法をきっかけに変わった?

加藤:意識され、情報が求められるようになりましたね。あと、ほぼ同じ時期に自分が編集担当の雑誌で、「通常学級の中の発達障害のある子の支援」についての特集を組んだのですが、それが予想以上に好評を博し、その年の売り上げナンバーワンの号になりました。

― その特集は、加藤さんが企画をしたんですか?

加藤:いえ(笑)。僕は、当時発達障害のことは全く知識がなくて、たまたま担当したというか……ただ、僕の中で「売れてよかった」という思いと別に、「なんで、こんなに売れたのか?」ちょっと納得いかないところがあって。

― 腑に落ちないみたいな?

加藤:ですね。で、その特集で巻頭言を書いてもらった日本自閉症協会会長(当時)の石井哲夫先生(故人)に刊行後の打合せで聞いたんですね。「なんであんなに売れたんですかね?」って。いま考えると失礼千万です(笑)。そこで石井先生に「担当編集者なのに不勉強だ」と怒られていれば、それ以上関わることも無かったと思いますが、石井先生は、「加藤さん、不思議に思うなら、一度自閉症の施設や親の会を見学してみますか?」と仰って……石井先生に誘われるままに、福祉施設や親の会に見学に行き、その先でお会いした先生や親御さんに、また別の施設や学校を紹介してもらい……としているうちに深く関わるようになりました。同時にボランティアもするようになりました。といっても、自閉症のある子どもや青年たちと遊んでいただけですが。スーツ着たまま子どもたちとツリークライミングやったりバーベキューしたり水鉄砲の撃ち合いをしたりしてたら、主催者の親御さんから「うちの息子たちも変わり者だけど、あなたも相当変人よね」と本気で呆れられました。

― いや、とても素晴らしいと思います(笑)

加藤:まあ、ボランティアやるときには、手を抜くことはなかったですね。何分こちらは編集者という支援のド素人です。半端な気持ちで関わっても、一緒に遊んでいる子どもたちに見抜かれると思って、とにかくボランティアだからこそ全力でやっていました。


「まあ1回ぐらいなら」と思って、参加したTRPGのグループ 続けていく内に参加者に!!



― TRPGも、そういったボランティアから始めたのですか?

加藤:そうです。アスペルガー症候群(AS)の成人の方々の余暇支援をされている団体を取材したとき、そこは、いくつかのグループに分かれてめいめいに時間を過ごす活動でしたが、その中にたまたまTRPGやっているASの青年たちがいました。団体の代表の方は「私たちはTRPGが分からなくて、スタッフも活動に入りにくいんです」と困っていたので、「私、TRPGわかりますよ」と言ったら、代表の方が「何ですって!」目を輝かせて(笑)

― それで、ボランティアが始まったんですね。ところで、加藤さん自身はいつ頃からTRPGをされていたのですか?

加藤:初めてTRPGに触れたのは小学生の頃ですね。『ダンジョンズ&ドラゴンズ(D&D)』の最初の版、いわゆる「赤箱」の世代です。最初は、友人の家や学校の教室や屋上でクラスメイトとやっていました。プレイしていたのはほとんど『D&D』で、あとは『クトゥルフの呼び声』のボックス版や、『ストームブリンガー』のボックス版とか…言ってて懐かしくなるな(笑)。話を戻すと、その団体のスタッフさんにお願いされて、「まあ1回ぐらいなら」と思って、TRPGのグループに参加しました。グループのAS青年たちも、外部から来た編集者だけどTRPGを知っているということで、温かく迎え入れてくれて。その時に遊んだシステムは私の知らないルール(たぶん「ダブルクロス」だったと思う)でしたけど、彼らにアドバイスしてもらいながら、何とか遊ぶことができました。そうしたら、ゲームマスターをやっていた青年が、「加藤さん、来月もきてくれますか?」と聞かれたので、せっかくお誘いいただいたので、「じゃあ、来月も来ます」と答えたんですよ。この辺りから、取材者というよりも…。

― 参加者ですね。

加藤:ま、完全に「参加者」です(笑)。で、その後は私がゲームマスターをやったりもして、いつの間にか常連のボランティアスタッフになっていました。そこでスタッフとしてTRPGをASの青年たちと遊んでいるうちに、ふと気が付いたことがありました。その団体の活動は、めいめいにグループに分かれて活動する前の準備時間があるんですけども、その時に、TRPGに参加している青年たちは携帯をいじりながらソファーでピョンピョン跳ねていたり、スタッフ相手に自分の好きなネット動画の話を一方的に話し続けたり、他の利用者さんへの苦情をスタッフさんにこれまた一方的に話し続けてたまに大声を上げたり……スタッフさんも大変そうでした。

これはASDのある人のコミュニケーション支援の面で結構重要なことが起きているんじゃないかな 


― わかります。僕も経験があるので。

加藤:ところが、そういった青年たちが、TRPG活動の中では、しっかり「やりとり」ができている。人に行動を注意されてもカッとならずに笑い飛ばす。中には、「いや、今のは『プレイヤー発言』です」とか一歩引いた発言もできる。TRPGとしては、むしろ面白い物語が毎回展開されている。TRPGを遊ぶたびに、「ASDって社会性とコミュニケーションの障害、想像力の障害と聞いていたけど、話が違うぞ。これって、何だろう?」と思って……すみません。余暇の話じゃなくて、TRPGの話になっていますね。

― 大丈夫です。

加藤:すみません……で、TRPGの中で起きているASD青年たちの変化を見て、「これはASDのある人のコミュニケーション支援の面で結構重要なことが起きているんじゃないかな」と思いました。ただ、文献を調べてみてもTRPGそのものを研究されている人はいても、教育や支援の現場での実践、とくに発達障害に焦点を当てて研究をしている人はほとんどいなかった。

― 取材をしていく中で、子供たちと一緒に遊んだりする機会が多く、その中で加藤さんとしては徹底的に付き合っていくというスタンスで、相手の事を知るために続けていった。そして、成人グループの取材に行った時に、TRPGをやっている青年たちがいて、彼等は普段はピョンピョンしたりしているのに、TRPGをやっている時に、イキイキと楽しみながらやりとりをしていたという事ですよね?


加藤:あ、もちろん、「ピョンピョン飛び跳ねる」などの行為自体は悪いことではなく、彼らにとって大切な行為だと私個人は思っています。実際、TRPGのときも嬉しいときは椅子で飛び跳ねている時もありました(笑)。ただ、その嬉しい気持ちを、TRPGを通じてグループで共有していた。行為や発話が個人で完結せず、他者との交流につながっている。そこに面白さと不思議を感じました。で、その団体でTRPGをやっていることを聞いた他の専門家の先生たちから、「うちでもやって」と依頼されるようになり、今度は医療機関とかフリースクールなどでも、発達障害の子どもたち(小学生~中学生)とTRPGを遊ぶようになりました。そこでも、周囲で見ている先生方やスタッフさんに「○○君、TRPGを始めてから随分変わりましたよ」と言われて…。

― それは、子供たちの行動が変わるっていう事ですか?それとも、ある意味成長的な意味を込めて変わったという感じですか?

加藤:発達面の変化もあると思いますが、その先生方が仰っていたのは行動面の変化ですね。普段一方的に喋っているような子が、人の話を聞いてから話すようになった、とか。まあ、TRPGは一人が一方的に喋っても物語が進まないですからね。子どももゲームマスターや他のプレイヤーの話を聞いて話をしないと物語が進まないとわかれば楽しむために自然とそうします。そこがソーシャルスキルトレーニングなどの訓練ベースの支援と違うところだと思います。自分が楽しむために、相手の話を聞くようになる。

次回の更新をお待ちください。(4/11更新)
余暇活動の場で聞く彼らの息苦しさ その中で感じた余暇の重要性~加藤浩平さん(コミュゲ研)インタビュー(2/3)



加藤浩平(かとう・こうへい)さんプロフィール

東京学芸大学教育学部研究員・非常勤講師、教育学博士。編集者として専門書(心理・教育)の企画・編集に携わりつつ、発達障害のある子どもや青年たちの余暇活動支援・コミュニケーション支援の研究に取り組んでいる。著書(いずれも共著)に、『自閉スペクトラムの発達科学:発達科学ハンドブック10』(新曜社)、『発達障害のある子の社会性とコミュニケーションの支援』(金子書房)など

加藤さんが代表を務める団体のHP:サンデープロジェクト


2020年4月2日木曜日

4月の「みんゲ」の開催は中止いたします。

こんにちは。

YokaYokaの前田です。

新型コロナウイルスの感染者が、東京を中心に増加しつつあります。

国が一つの方針として、「3密」の状態を避けるようにという表明されました。

3密とは、「密閉空間」「密集場所」「密接場面」の3つの密がついた言葉をさします。


私たちにできることは、この3つの条件が重なる場所を避けられるだけ避けて、新しいクラスターを作らないことです。私は3つの条件をぎゅうぎゅう(手の届くところに大勢の人)、むんむん(密閉空間で換気がわるい)、がやがや(近距離で会話や発声)と覚えています。  
                    新型コロナウイルス感染症まとめ(yahoo japan)


みんゲで行われているボードゲームやカードゲーム等の類は、上記の3密の状況を避けて実施する事が難しいことから、4月のみんゲの開催は見送らせて頂く事にしました。

対象となるイベントは、下記の日程です。

4/5(日) @静岡市番町市民活動センター 中会議室 13:30~16:00

4/12(日) @静岡市清水市民活動センター 第1会議室  13:30~16:00


また、4月のゆるゲ(旧大人の部)は、予定通り実施しますが、誠に申し訳ございませんが、参加者は顔見知りの方のみとさせて頂きます。



余暇の選択肢を増やす事でQOLの向上を目的に活動していた当団体としては、今回の処置は苦渋の決断でした。

人と接する事がリスクになるという状況が、今後の余暇の在り方に影響を与えないか危機感を持っています。

5月以降のイベントは、できるだけ開催したいと考えていますが、今後の様子をみながら適宜お知らせしていきます。

お知らせが直前になってしまった事は、非常に申し訳ありませんでした。

ご理解とご協力をお願いいたします。

任意活動団体YokaYoka 代表 前田 嶺

2020年3月21日土曜日

4月の予定

こんにちは。

YokaYokaの前田です。

新型コロナウイルスの影響もあり、各地のイベントが中止・延期になっています。

YokaYokaのイベントは、中止や延期等の変更はございませんが、状況次第では今後の変更も考えられます。

変更があった場合は、LINEやHPで適宜お知らせしていきますので、よろしくお願いします。


新型コロナウイルスへの対応は、以下の通りです。

ご理解とご協力をお願いいたします。

① 部屋に入る際は、消毒をお願いいたします。

② イベント参加の際は、マスクの着用をお願いします。

③ 部屋の換気の為に、定期的に窓を開け、空気を循環します。

④ 後に追跡調査をできるように、参加した方のお名前と連絡先を控えさせて頂きます(用途以外の使用は決して致しません。一定の期間が過ぎましたら、適切に処理させて頂きますのでご容赦ください)

⑤ 体調がいつもより優れない場合の利用は控える。

4月の予定 

1 みんゲ(みんなのゲームクラブ)

4月のみんゲは、新型コロナウイルスの影響を考慮にいれ、中止にします。

中止に至った経緯は、こちらから確認できます。(2020.4/2更新)

チラシが出来次第、こちらに載せます。

日時は、こちらで決定です。

4/5(日) 13:30~16:00   静岡市番町市民活動センター 中会議室 300円/人

4/12(日) 13:30~16:00 静岡市清水市民活動センター 第1会議室 300円/人

2 ゆるゲ(みんなのゲームクラブ 大人の部)


4/7㈫ @19:00~21:00  @静岡文化健康会館来・て・こ 303活動室

4/28㈫ @19:00~21:00  @静岡文化健康会館来・て・こ 303活動室

4月のゆるゲは、新型コロナウイルスの影響を考慮し、顔見知りの方のみの参加とさせて頂きます。ゆるげと名前を変更し、新たな余暇の場としてスタートしようとしたばかりなのに、本当に申しわけありません。(2020.4/2更新)

1  名称変更のお知らせ


2020年4月から、『みんなのゲームクラブ 大人の部』は、名称を『ゆるゲ』に変更し、新たにスタートします。

2  変更に至った理由

今年は、大人の部と称して活動していましたが、「部」という名前から、ゲーム好きやゲームが上手でないと参加できないのではないかという印象を与えていたことがわかりました。

大人の部を始めた理由は、ゲーム好き等の普段からゲームに親しみがある方が興じる場を想定していたわけではなく、コミュニケーションが苦手な人、自信がない人が、いつもとは異なる「他者」と、ゲームを通して楽しい時間を過ごせるような場を作りたいと考えたからです。

コミュニケーションが苦手な人(代表である私もそうですが)にとっては、自信がないために、交流ができる場所に足を運ぶことをためらってしまう事があります。ためらっている内に、日常が職場(バイト)や学校、家の往復になってしまっていたという事はないでしょうか?

そういった方が、楽しく遊んでいたら(ボードゲームやカードゲームに興じていたら)、いつのまにか誰かとつながれた。

そういった時間を過ごす場所を目指しています。

簡単に言えば、ゲームを媒介にして、誰かと楽しい時間を過ごせる場所。

そういった想いをこめて、4月からは『ゆるゲ』に名称を変更してやっていきますので、よろしくお願いします。


4月以降の『ゆるゲ』の日時が決まりましたら、HPやTwitter、LINE等でお知らせしますので、もう少しお待ちください。(3/27(金)更新しました)

3 「静岡2.0」とのコラボイベント 「ゆるくつながる水曜日」


現在、静岡2.0とのコラボ企画が進行しております。

もう少しで詳細がお知らせできると思いますので、こちらの方ももう少しお待ちください。

今、お伝えできるのは2点です。

参加する人が「無理をしなくてもよい」場所や空間。

そして、水曜日に開催する事。

2020年3月3日火曜日

3月のイベントについて

こんにちは。

YokaYokaの前田です。

コロナウイルスの影響により、各地でイベントの中止が相次いでおりますが、当団体の3月にイベントに関しましては、予定通り下記のイベントは実施する予定です。


3/7(土) @番町市民活動センター 中会議室 13:30~16:00    

3/15(日) @清水市民活動センター 第2会議室 13:30~16:00



但し、下記の点を留意した上で、実施する予定です。

① 部屋に入る際は、消毒をお願いいたします。

② イベント参加の際は、マスクの着用をお願いします。

③ 部屋の換気の為に、定期的に窓を開け、空気を循環します。

④ 万が一の事を考え、後に追跡調査をできるように、参加した方のお名前と連絡先を控えさせて頂きます(用途以外の使用は決して致しません。一定の期間が過ぎましたら、適切に処理させて頂きますのでご容赦ください)

現在の状況に変更がなければ、上記の通りに実施致しますが、もし急激な変化等がございましたら(市内の感染者の増加等)、中止にする事もございます。

その時は、HP、ブログ、Facebook、twitter、Line等で連絡させて頂きますので、よろしくお願いいたします。

任意活動団体YokaYoka 代表 前田 嶺

2020年2月23日日曜日

3月の予定

こんにちは。

YokaYokaの前田です。

3月の予定で決まっているものを更新致します。

1 みんなのゲームクラブ



未就学児~高校生までが対象。障害がある人もない人も、海外にルーツを持つ人も、みんなで楽しくゲームで遊ぼう!!
(ゲームで楽しく遊びたいお子さんであれば、誰でも参加できます)
みんなのゲームクラブは、50種類以上のボードゲームやカードゲムを用意しています。
好きなゲームや気になるゲームを選んで、楽しくアナログゲームで遊びましょう。
始めて参加した方も楽しく遊べるようにサポートしていきますので、安心して遊びに来てください!!



3/7(土) 13:00~16:00  @静岡市番町市民活動センター 中会議室 ¥300/人



3/15(日) 13:30~16:00  @清水市民活動センター 第1会議室 ¥300/人 

*清水市民活動センターの駐車場に関しては、こちらをご確認の上お越しください。


2   みんなのゲームクラブ 大人の部

現在調整中です。

予定が決まり次第更新いたしますので、お待ちください。 (2/26更新)


3/11(水) 19:00~21:00  @静岡市健康文化交流館来・て・こ 303活動室

3/25(水) 19:00~21:00  @静岡市健康文化交流館来・て・こ 303活動室