2020年12月13日日曜日

1/9(土) 連続講座「余暇や遊びへのアクセシビリティを考える」

 1 連続講座「障害がある人の余暇活動について考える」について

YokaYokaでは、「連続講座 障害がある人の余暇活動を考える」を開催しています。この連続講座では、計3回に渡り、障害がある人の余暇活動について、ゲストの方の取り組みや体験を交え、理解を深める機会にしていきます。

連続講座についての説明↓↓↓


第1回「ゲームとコミュニケーション」 與那覇潤さん(歴史学者)×加藤浩平さん(金子総合研究所所長)

第2回「インターネットと居場所」 ゲスト:関正樹さん(児童精神科医)
申し込み締め切り 12/18(金) 13:00まで(コンビニ・ATM支払いは、12/17で締め切り)

2 第3回「余暇や遊びへのアクセシビリティーを考える」について

3回目の講座は、「余暇や遊びへのアクセシビリティーを考える」をテーマにし、2人の講師をお呼びします。




まずは、「アクセシビリティー」という言葉について説明します。

厚生労働省のHPによると、「アクセシビリティー」とは、年齢や身体障害の有無に関係なく誰でも簡単にたどり着け、利用できることと記載されています。IT関連で使われることが多い用語ですが、最近では障害福祉でも使用されることが多くなってきました。今回の講座で扱う「アクセシビリティー」は、余暇や遊びへのアクセシビリティーにフォーカスした内容になります。

3 ゲストの紹介


1人目のゲストは、作業療法士の田中栄一さんです。*田中さんは、Zoomでの参加になります。


田中さんは、国立病院機構北海道医療センターで作業療法士として、筋ジストロフィーも脊髄性筋萎縮症の患者さん達の「できない」を、機械工学を用いて「できる」に変える支援を行っています。主に、家事・仕事・レクリエーションなど様々な作業活動の場面でその機能回復を図って、「まなぶ」「あそぶ」「はたらく」活動を獲得するためのリハビリテーションを行っています。その中でも、ゲームアクセシビリティーという「多くの人がゲームをプレイしやすい工夫」を、患者さん達と一緒に「ゲームやろうぜ!プロジェクト」というHPを立ち上げ発信しています。田中さんは、彼ら/彼女らのゲームの取り組みは、単なる余暇の時間にとどまらない仲間との貴重なコミュニケーションの場になっていると同時に健常な子ども達と同じステージに立つことができる大事な機会だと述べています。

2人目のゲストは、静岡県立大学短期大学部の准教授で、NPO法人ホスピタル・プレイ協会 理事長を務める松平千佳さんです。



ホスピタル・プレイ協会は、「遊びの力」に注目し、病児や障害児に遊びを届ける活動、医療に関わる子供達が、その経験を肯定的に受け止められるように「遊び」を用いて安心感を作り出す活動等を行っています。松平さんは、「遊び」には、子ども達の発達に欠かせない要素であり、子ども自身の権利でもあると述べています。HPS養成講座を開催し、医療に関わる人達にホスピタル・プレイの理念や実践を伝え、子ども達の遊びの重要性を伝えています。

講師の2人に共通しているのは、余暇や遊びに届かない障害児や病児に届けられるように様々な工夫をしている点、彼ら/彼女らにとって遊びやゲームが余暇の時間以上の価値があることを述べている点です。講座当日は、それぞれの取り組みや工夫を紹介してもらい、余暇や遊びについて改めて一緒に考える機会にしましょう!!

4 講座当日のスケジュール


14:00~14:15  はじめに/YokaYokaの紹介(15分)

14:15~15:00  田中栄一さんの講演(45分)

15:00~15:30  zoomで八雲病院の方達と交流(30分)
ぷよぷよのオンライン対戦を予定しています。対戦希望の方は、申し込みの希望欄にチェックを入れてください。

15:30~15:45  休憩(15分)

15:45~16:30  松平千佳さんの講演(45分)

16:30~17:00  質疑応答(30分)

5 チケットの種類


申し込みチケットは2種類あります。

①会場参加
会場に来て直接お話を聞きたい方。

②録画視聴
当日の予定が合わないが、講座の内容に興味がある方。
講座に興味はあるが、遠方等の様々な理由で当日の参加が難しい方。

録画の公開は、講座終了後に、当団体のYou tubeのチャンネルにアップし、会場参加方も含めた参加者全員に、動画のURLをメールにて送信いたします。公開期間は、公開初日から2週間を予定しています。その期間中、何度動画を視聴して頂いてもOKです。ご自分の都合の良い形式にてご参加ください。

6 申し込み


申し込みはこちらから→URL: http://ptix.at/QJPJlx


7 講師プロフィール



田中 栄一(たなか えいいち)さん
1993年3月、弘前大学医療技術短期大学部作業療法学科卒業。
1993年4月、北海道勤労者医療協会に入職。
1998年4月、国立療養所八雲病院(現:国立病院機構八雲病院)に就職。2020年9月から国立病院機構北海道医療センターに所属。作業療法士として、小児神経筋疾患に対して支援機器を用いた活動サポートを行っている。日本作業療法士協会福祉用具対策委員。日本リハビリテーション工学協会員

関連HP
ゲームやろうぜproject

講座当日にぷよぷよで交流するケンタローさんのHP



松平千佳(まつだいらちか)さん
静岡県立大学短期大学部 准教授、HPS(Hospital Play Specialist)養成事業責任者
NPO法人ホスピタル・プレイ協会 理事長
2011年1月、英国Hospital Play Staff Education Trustより、HPSに認定。
ホスピタル・プレイの方法論及びHPS養成に関する研究、プレイセラピーに関する研究、ソーシャルワークに関する研究、家族の福祉に関する研究を行うとともに、援助実践を行う。
著書に、金木犀舎「遊びに生きる子どもたち ハイリスク児にもっと遊びを」、日本総研「プレイ・プレパレーション導入・実践の手引き」等がある。

【県短わくわくオンラインツアー】02変身マスクを作ろう! 社会福祉専攻 松平千佳先生(静岡県立大学短期大学部)


NPO法人ホスピタルプレイ協会のHP


任意活動団体YokaYokaについて









任意活動団体YokaYoka(よかよか)は、「障害のある社会から、生涯楽しめる社会へ」をキーワードに、障害がある人の余暇の選択肢を増やすことを目的に活動している。主に、ボードゲームを遊ぶ事ができる「みんなのゲームクラブ」、中学生~高校生のASD児を対象とした「好きトーク」等を定期的に開催している。余暇に関する情報を発信する為に、余暇に関連した講座を企画・実施している。今年度は、連続講座「障害がある人の余暇活動について考える」を実施中である。


団体HP
団体のブログ


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