こんにちは。
YokaYokaの前田です。
12/19(土)「インターネットと居場所」の講座の開催に向け、準備を進めています。
今日は、講座に関連してゲームに関する記事やブログをまとめてみようと思います。
1 ゲーム関連の記事の紹介
傷ついた子どもが何とかこのような居場所にたどり着き、そこで、仲良くできる仲間や、少し憧れる同世代でない他者を見つけ、彼らとのコミュニケーションや時には人生の相談を通じて回復し、少しずつリアルの世界にも居場所を見つけていきます。
関さんの子どもや保護者にも優しいまなざしは、安心感を与えてくれます。
ゲームとの関わり方に不安を感じる方もいらっしゃると思いますが、12/19(土)の講座は、そんな気持ちを安心して持ち寄れる講座にしたいと考えています。
過去にこのような想いも当ブログで書かせて頂きました。
一つでも二つでもデジタルの世界だけではない本気で楽しめる趣味があること、できればその趣味を一緒に楽しむ仲間がいることは、ゲームやネットへの依存の防波堤になるかもしれません。「役にたつこと」だけを子どもにやらせすぎないというのは、依存の予防のために大事なことです。その意味では子どもに「使えるリテラシー」を身につけるための大人の努力が、かえって逆効果になることも実は少し心配しています。
吉川さんも関さんと同じく、趣味の時間でできる仲間の重要性を述べていますね。役に立たないけど、人生を豊かにしてくれる関りがあることを、余暇の支援をしている団体として伝えていきたいです。
12/28に、下記の書籍が販売されるようです。こちらも楽しみですね。
ゲーム・ネットの世界から離れられない子どもたち 子どものこころの発達を知るシリーズ10
近年では、e-sportが注目されるようになり、学校の部活動で導入されるところも増えてきました。一般社団法人日本essport連合によると、esportとは、「エレクトロニック・スポーツ」の略で、広義には、電子機器を用いて行う娯楽、競技、スポーツ全般を指す言葉であり、コンピューターゲーム、ビデオゲームを使った対戦をスポーツ競技として捉える際の名称と書かれています。
中には、プロのゲーマーになる人もいます。
アメリカ在住のプロゲーマーであるジャスティン・ウォンさんは、ゲームについて下記のように話しています。
ジャスティンがゲームに熱中したのは,ゲームが面白かったからだけではない。
「学校のみんなは放課後集まってゲームをしたり,ゲームセンターに行ったりしていたので,そこになじむにはゲームがうまくなって,みんなに尊敬されるような存在になればいいと思ったんです。
今は人と自然に話せますし,会話が弾んだりもしますが,子供の頃は人と接するのが本当に苦手だったんですよ。人と会っても,どうやって話題をつなげばいいか分からない。英語がちゃんと話せず,どもってばかりで,友達や学校の人とのコミュニケーションが難しかったんです。
でも,ゲームの話はいくらでもできました。ゲーム以外の話題,例えばスポーツとか本とか,別の趣味になると全然ダメになってしまうのに,ゲームの話だけはできたんです」
ジャスティンさんにとって、ゲームは仲間とコミュニケーションを図るツールだったことがわかります。
そして、近年ではパラesportという障害がある人のゲームも注目されています。
ゲームの世界を通じて、自分の障害を忘れられる場所であるということが、猪狩さんから語られていますね。
ゲームのなかでは、自分が障害を持っているということを忘れられる時間なんじゃないかと思うんです。誰でも輝くことができる場所だなと思います。見る方も楽しいと思いますし、やる方もやりがいを感じると思います。eスポーツがさらに広まっていくきっかけになるといいなと思います。
そして、ゲームに救われたという方もいらしゃいます。
「僕はゲームに救われた」作業療法士 田中栄一さんインタビュー
「僕はゲームに救われた」って。リアルな学校の体育の授業なんかだと、どんなに頑張っても身体が健康な子には敵わない。そもそも友達と競い合おうにも、その機会すらありませんよね。でも、ゲームの世界だったら、友達と同じ土俵で勝負することができる。競い合ってたとえ負けたとしても、ゲームだったら頑張れば勝てる可能性がある。どういう努力をすれば勝てるかもわかる。だから努力のし甲斐があるんだ。だから僕はゲームに救われたんだと。そうか、そういう視点があるんだと私はハッとしましたね。彼らと話してると、本当に学ぶことが多いです
デジタルの世界が、彼ら/彼女らの世界を広げてくれているのがわかります。
余暇だけど、余暇だけにとどまらないというのは、余暇支援をしている団体としては、非常に心強いです。
中には、若者支援にゲームを使用している方もいます。
若者支援を行うNPO法人育て上げネットの代表理事の工藤啓さんは、下記のように述べています。
自分だけでゲームに没頭する楽しさとはまた別に、ひととつながる、つながり続けるためのツールとして、ゲームというのは支援団体でも存在感を増していくはずです。このとき、ウチの子どもたちが職場見学的に観に来ました。彼らは、ただゲームをするのではなく、後ろで地域を越えたいひとたちが、ひとつの空間に集まるため、裏側で仕事をしているひとがいるんだ、ということを理解したようです。この仕事やりたいとまで言ってました。
つながる方法として、ゲームを使用しているNPOも増えてきそうですね。
さて、ここまで様々な記事を読んできて、ゲームが誰かとつながる為の大事な機会であり、機械であることがわかりました。
居場所と仲間は、ゲームに関わらず生きていくうえで大事な要素ですね。
2 講座の申し込み
さて、12/19(土)の講座の締め切りが迫っています。
まだ、申し込みができますので、ブログを読んで興味が出た方は是非ご参加ください。
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