こんにちは。
YokaYokaの前田です。
12/27(土)に、自閉スペクトラム症児(以下ASD児)を対象にした「紙とペンとサイコロで冒険しようぜ!!」を開催しました。
紙とペンとサイコロで冒険しようぜは、TRPG(テーブルトークロールプレイングゲーム)の略です。
実際に、ASD児を対象にTRPGを実施しているサンデープロジェクト(以下サンプロ)では、TRPGを下記のように説明しています。
TRPG(テーブルトーク・ロールプレイングゲーム)とは、複数名で集まってテーブルを囲み、参加者同士の会話のやり取り(コミュニケーション)で架空の物語を進めていく「会話型ゲーム」の総称です。
『ドラゴンクエスト』などのコンピュータのRPGのシステムや世界観はTRPGが元になっています。ただ、TRPGは基本的にコンピュータを使用しません。代わりに、紙と鉛筆、ダイス(サイコロ)、そしてルールブックを使用します。
そして、YokaYokaがTRPGを実施するに辺り、サンプロの代表を務める加藤さんには、去年から今年にかけて、講座や実践を通して、TRPGを用いた余暇支援について教えて頂きました。
当初は、今年度の4月から実施する予定で準備を進めていましたが、新型コロナウイルス感染防止の為の緊急事態宣言で開催見送り。
オンラインで行うTRPGも模索しましたが、初めてのTRPGをオンラインで行うのは難しいという決断になりました。
開催に至るまでの詳細な経緯は、下記のリンクの12月の予定に書いてあります。
そして、本番当日を迎えることになりました。
初めてのGM(ゲームマスター)を務めるに辺り、上手にできるかどうかの不安しかなかったですw
これから、ASD児を対象にしたTRPG体験イベント。
— 任意活動団体YokaYoka/よかよか (@wanda_snoezelen) December 27, 2020
初めてのGMを務めるので、ドキドキ。 pic.twitter.com/z8vzffIZdL
こんな、ドキドキした状態のGMをよそに、参加してくれた子ども達は、TRPGを楽しんでいました。
TRPGに」ついて説明する様子 |
4人中3人が、TRPG初体験という状態でスタートしたのですが、終了時には「とても、楽しかった!!」「また、やりたい」という感想をもらうことができて、本当に開催できて良かったです。
GMとして、何点か間違えてしまった点もあったので、それは次回への改善点ですね。
そして、前回の好きトーク以来(1週間ぶり)の任天堂64で、子ども達と遊びました。
64のコントローラの握り方がわからないという反応に、新鮮味を感じました。
TRPG終了後は、テレビゲーム |
初めての人でも進めやすいようにフローチャートも用意されており、非常に遊びやすかったです。
次回の「紙とペンとサイコロで冒険しようぜ!!」は、下記の日程で実施します。
次回も、『いただきダンジョン』のルールブックを使用します。
参加してくれた子ども達が、獲得したしたお金や成長したキャラクターを、次どうしようかを非常に楽しみにしていたので!!
場 所:静岡市番町市民活動センター 2F 中会議室
参加費:300円/人
対 象:小学校4年生~高校3年生までの自閉スペクトラム症児
申込み:要事前申し込み 080-3288-5570 前田まで
そして、2020年の最初の活動は、1/9(土)に開催する講座「余暇や遊びへのアクセシビリティーを考える」になります。
余暇に届きづらい層に届けている方の実践を聞いて、余暇や遊びの時間や機会の重要さを改めて考えたいと思います。
講座の詳細・申し込みはこちらから
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余暇や遊びへのアクセシビリティーを開催するにあたって。
任意活動団体YokaYoka(よかよか)は、「障害のある社会から、生涯楽しめる社会へ」をキーワードに、障害がある人の余暇の選択肢を増やすことを目的に活動している。主に、ボードゲームを遊ぶ事ができる「みんなのゲームクラブ」、中学生~高校生のASD児を対象とした「好きトーク」等を定期的に開催している。余暇に関する情報を発信する為に、余暇に関連した講座を企画・実施している。今年度は、連続講座「障害がある人の余暇活動について考える」を実施中である。
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